WORKS 分析評価

BUSINESS

分析評価の仕事

既存製品の改良や新製品・新技術の開発への支援、環境・安全を確保するための分析・評価を行い、スペシャリティ製品・技術の改良や開発を支えています。社内には分析・評価に特化した研究グループもあり、基礎的な分析に加え、高度な分析への要求に対してもそれに適合した分析方法を設計します。

  • 分析・評価

    クレハ製品の開発・改良を支えることができるよう、様々な分析を行う。

  • 製品・技術の改良や開発を支える

    様々な分析機器や試作用のパイロットプラントを使いこなし、製品・技術の改良や開発を支援する。

社員インタビュー

研究開発品を世へ送り出す。
開発と製造の現場をつなぎ製品化へ導く仕事

鎌田 慎太郎 2008年入社
  • クレハ製品を使う側から開発・製造に関わる立場へ

    クレハを知ったのは、趣味の釣りでクレハ製の釣り糸を使っていたのがきっかけ。高専では材料工学を学び、素材開発をしている会社をメインに就職活動をしていたこともあって興味を持っていました。実際に生産拠点であるいわき事業所を訪問したときに、自然豊かでとても良い環境だなと思い入社を決めました。
    現在所属しているグループでは、釣り糸の素材でもあり、最近はリチウムイオン二次電池の電極用バインダーにも需要が拡大している「KFポリマー」という樹脂を扱っています。私の仕事は、このKFポリマー関連の研究開発品における効率的な製造方法を構築することです。
    試作品の段階で数リットルで作られていたものを実際に製造販売する場合は、その1万倍以上のスケールで作ることになります。発熱量や材料の流量など設備の制約を踏まえて、同等の品質をいかにプラントで再現するかを考えなければなりません。研究開発品は世に出てこそ意味があると思っているので、開発初期のころからプラントでの生産を思い描き、常に検討事項を洗い出しながら作業を進めるよう心がけています。

  • 伸び伸びと働きながらキャリアアップも目指せる

    製造現場に関わる私の仕事は製造部門や設備部門とのやりとりが欠かせませんが、当社は部署間の垣根が低く、連携しやすい雰囲気があって助かっています。グループ内にも若手が多く、時間がかかる実験もみんなで協力しながら和気あいあいと進めています。
    製品化までの道のりは、数か月、ときには数年かかることも。苦労を重ねて研究開発に携わった製品が、大きな利益を上げていることを実感したときの喜びはひとしおです。過去に、何年もかけて製品化した開発品の中には、億単位の収益を上げる商品に成長したものもあります。そんな企画力を評価されたこともあり、上司から打診を受けて実務推進職系(一般職)から企画開発職系(総合職)にキャリアアップすることもできました。頑張りが報われる体制が整っているので、常にやる気を持って仕事に取り組むことができるのも魅力です。

知識を身につけ、会社の未来に貢献できる技術者へ

仕事をスムーズに進めるためには、知識の研鑽が欠かせません。日頃から論文などを読んで、化学技術の最新の知見を得るようにしています。さらに、高圧ガス製造保安責任者やエネルギー管理士などの資格取得を通して、化学工学や設計の基礎知識も磨いています。受験費用はもちろん、受験会場までの交通費やテキスト代が支給されたり、合格すると資格取得手当をもらえたりするなど、会社から支援を受けられるのもうれしいポイントです。
直近の目標は、いま手がけている開発品を確実に製品化に導くことです。今後も経験を積みながら、高分子化学や化学工学、設計の知識もさらに深め、会社の未来を担う技術者として成長していきたいと考えています。

SCHEDULE

1日のスケジュール

8:30
出勤後、メールを確認します。
9:00
実験の準備を行います。
10:00
実験室に向かい、実験を行います。私が勤務している研究室ではパイロットプラントでの実験も沢山行っています。
12:00
昼食(45分)
12:45
午前中の実験を引き続き行います。
14:00
実験の結果得られたデータを、分析機器を用いて解析します。
16:00
実験結果に関する資料を作成します。
17:00
退勤